名前 /
隣 /
こんな未来 /
仮定 /
デート /
残酷ね /
子供 /
(121207/服部+工藤)
「なあ工藤!」
「なんだよ」
「工藤」
「だからなんだよ」
「……工藤」
「オメェさっきからなんなんだよ」
「くどーくどーくどー」
「おい、だから」
「工藤」
「……服部?」
「おう! なんや工藤」
(名前を呼んで)
(121208/コナン+哀)
「お前は待ってろ」
「……生意気ね。私も行くわ」
「お前は大人しく……」
「女だから? 女でも、貴方よりは大人よ」
そう言えば、彼は何も言えない。
「……わーったよ」
卑怯でもなんでも、私は貴方の隣に並びたいの。
背中なんて、見たくない。
(だって私は、お姫様じゃない)
(121216/大学生? 服部+工藤)
「なあ工藤、腹減った」
「はぁ?」
「朝からなんも食うてないんや、なんでもええから出してくれや」
「……しゃーねぇな、焼きそばかラーメン選べ」
「即席麺かい」
「この俺が手ずからお湯を注いでやるんだ、喜べ」
「へぇへぇ。有難うございます工藤様ぁ」
「よろしい」
(121216/コナン←哀)
詮無いことと解っていても、脳裏を過る「もしも」。
(男だったら)
意味の無い仮定。空虚な問いかけ。
(隣に立てた?)
西に住む、太陽のような探偵のように。
(正面に立てた?)
白き衣の、月のような怪盗のように。
だめね、と溢して、珈琲を飲み干した。それでは本末転倒だ。
(121216/服部+工藤)
「こんな色男が二人おるのに世間は冷たいもんやな」
「片方は色男ならぬ色黒男だろ」
「うっさいわボケ。……そこらに美人な姉ちゃんでもおらんかいな」
「彼女に張り倒されるぞ」
「和葉は今お前の彼女とケーキバイキングや」
「蘭は彼女じゃねえよ馬鹿」
「和葉かてちゃうわ阿呆」
(121220/コナン←哀)
相棒だ、と言われたその時、胸を満たしたのは確かに歓喜だった。優しい声で、何でもないように告げた彼の言葉がどれ程嬉しかったか。
江戸川コナンの相棒、というこの立ち位置を、他でもない彼自身に与えられたことが嬉しかった。でも、
(貴方は残酷ね)
と、微笑みながら溢したくなるわ。
(130118/服部+灰原)
まったく、と彼女は嘆息した。
「恐ろしい子供」
「子供? いや、あいつは――」
「子供よ子供。7歳も17歳も。勿論、18歳もね」
どんなに天才的な頭脳を持っていようとも、一人の子供にできることなんて、たかが知れている。
「……せやな」
でも、二人なら。三人なら。